連絡先交換、そして初デート
お見合い相手にまた会ってみたい、または断るという希望は、翌日の午前中までに知らせないといけない。優柔不断の俺には、かなり厳しい。いや、逆にこれくらい短期間で決める方がいいような気もする。どちらにしろ、ゆっくり考えてみましょうなんて、悠長なことは言わせてくれない。
吉野家では、店に足を踏み入れた途端に「並み、つゆだく!」と間髪入れて言わないといけない。
ラーメン屋なら「並み、固め味濃め!!」と呪文のように言うべきである。
婚活もそれだ。「会いたい」「今後会う必要はない」を翌日の午前中までに吠えないといけないのだ。
俺は、「会いたい」いや、本当はまた会えたら儲けもんという、安直な考えでいる。だって、相手が嫌ですって言ったら、どっちみち会えないんだから。
あとは相手の反応を待つだけだ。
気になる。1時間おきにメールをチェックするが、どうでもいいメールばかりで、肝心なメールがこない。
大体こういう時って、肝心なものは中々来ないけど、どうでもいいものはわんさか来るんだよな。
結局、連絡が来たのはその日の夜だった。俺が希望した2人から「また、会ってやるよ」というOK返事が来た。
嬉しい。いや、本当に嬉しいっすよ。
だって、お断りされると、自分が否定された気持ちになるんだよ。約1時間で何がわかるんだよ!それだけで断るなんてひどいだろ。もうちょっと会ってみようって思えよ。
これって告白して断られるより堪えるんだな、実は。
経験した人にしか分からない思いだ、これは。
まぁ、俺も昨日の3人目にはしちゃったけど、ごめんなさい。
同じ経験した方、是非連絡ください。被害者の会を結成しましょう。
OKになる、つまりお互いがもう少し会ってみたいという状態になると、
お互いの連絡先と氏名が送られてくる仕組みになっている。
「あとはお二人でまぁ、よしなにやってくださいよ」 と言ってるのだ。
仲人をしてくれている彼女曰く、「当日すぐに“電話で”連絡をしろ。まずはお礼をしろとアドバイスをくれていたっけ。
俺は、二人にそれぞれ電話をかけた。幸運にも出てくれて話ができた。
一人は「えーっと、あー、昨日お会いした方ね」。
あまりいい感じはしないよな。
短い時間だったけど、楽しかったので、今度は食事でもしながら話をしましょう
王道の誘い方をして、二人と会うことになった。
1回戦目に会った女性・・・Iちゃんとしましょう…Iちゃんとはランチをすることにした。Iちゃんの希望もあってカレー屋です。
しばらく海外にいたこともあり、都内は良く分からないということなので、分かり易い駅付近のカレー屋を予約した。
今週の土曜に彼女とまた会える、本当に楽しみだ。