1勝100敗 婚活回想録

婚活体験談をおもしろ、おかしく書いてます

理想な女性との出会っちゃった その1

俺は愛車のブラックウルフを、都内某女子大学前に停車させた。ブラックウルフというと、海外のスーパーカーかと考える方もいると思うが、なんてことはない、ただの国産車だ。

 時計を見ると、待ち合わせの時間まであと20分ほどといったところだ。あと20分もすると、そこの大学の門から待ち合わせした彼女、智子ちゃん(仮名)が出てくる。俺は智子ちゃんと出会った1年以上前のことを思い出していた。

 

1年以上前だっただろうか。当時、都心で働いていた俺は都心で働く女子と出会いたい!!と強く望んでいた。そりゃそうだろう、俺が働いていた場所は都心の中の都心であり、美人系のキャリア女子や、ゆるふわ系の可愛いOLちゃんが闊歩している場所なのだ。そんなところにいれば、そういう女子達にお近づきになりたいと、誰だって思うに違いない。

そんな中、その地域のハイブランドジュエリー店の店員さんたちと合コンをする機会が訪れたのだ。

都心=高級店多い=ハイブランド店多い=ハイブランドの店員可愛い=合コンしたい 

という、少し強引な図式というか思い込みがあったために、相当人脈作りに奔走して実現した合コンなのであった。

 

この日の俺は、落ち着いて仕事をしていられないということは、簡単に想像できると思う。俺は時計をちらちらみながら、合コンの時間を気にしていた。雰囲気が良く女子なら喜んでくれそうな店を予約済だ。俺は常に「合コンで使える店」リストをアップデートしているので、いつ合コンになったとしても悩むことはなかった。

当時の俺は、週に2回ほど合コンしていた。合コンの日の昼食は(ランチというお洒落なものではなかった)、臭いがつく焼肉系はNGであったし、汁物も食べないように心がけていた。それくらい、合コンに気合を入れていたし、そして合コンというイベントにハマっていた。

 

ちなみに、最近その店リストを見てみると、ほとんどの店が閉店されてました。店名が変わっていたり、新しい店になっていたりなので、都心のスピードに追い付くのには相当な努力が必要だなと、改めて感じました。

 

3対3の合計6人で予約した店は、予想通り女子ウケはよかった。意外だったのは、彼女たちは誰一人この店の存在を知らなったことだ。毎日、この地域で働いて、合コンも多そうなのに。結果、みんな私のことを、いいお店を知ってるお洒落な人と思ってくれたことだろう。

参加していた智子ちゃんは、都心の美人女性であった。すらりとした身長にmカールがかかったロングヘアにばっちりメイク、黒いノースリーブのワンピースに、はっきりわかる胸の膨らみ。都心での合コンを絵に描いたようなファッションだ。

 

 

これだよ、これ!!!俺が求めていた合コンは!!!!

俺の予想通りだ!!!

 

 

開始5分で、大興奮の俺だ。友達も智子ちゃんの胸の膨らみに釘付けのようだ。

他の2人の女子も可愛いのだが、智子ちゃんがひときわ目立って見えるのだ。

この合コンはあたりだ!あとは、上手くやって彼女の連絡先を聞かないと!そして何より、俺の横にいる獣化しようとしている、男連中を蹴落とさないといけない。

智子ちゃんは、残念ながら俺の席から一番遠い。彼女の目の前のK君が、ビール片手に智子ちゃんと仲良く喋っているのを横目に、目の前の恵那ちゃんと喋ることにした。絵里ちゃんは、面白い表現を絶妙なタイミングで繰り出すので、些細な話も、大笑いしてしまう。

恵那ちゃんの話は、楽しいのだが智子ちゃんとも仲良くならなくてはならない。

 

 

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