1勝100敗 婚活回想録

婚活体験談をおもしろ、おかしく書いてます

2020-01-01から1年間の記事一覧

コンビTとの再会 その3

コンビTこと、エルサとアナの連絡先を無事に手に入れた俺は、この日駅までスキップをしながら帰ったことは、多くの参加者の中で噂になっているようだ。念願の連絡先入手だ。 昔、何かの本で帰宅途中で、お礼のメールを送ることという話を読んだことがある。…

コンビTとの再会 その2

俺は、コンビTとは後で確実に再会できるということを信じ、目の前の女子達に集中することにした。同じグループの男2人にお構いなく、俺は喋った。いつも用意しているスタンダードな話題を出しつつ、時折エッジが利いたジョークを繰り出した。女子達も準備…

コンビTとの再会 その1

俺はこの日、都内のお洒落なパーティ会場にいた。会場の雰囲気に負けないように、そしてダニエル・クレイグも嫉妬するほどに、ビシッとスーツを着ていた。久しぶりの異業種パーティだ。俺の佇まいに圧倒された周囲の人々は、羨望のまなざしを俺に向けている…

大金持ち令嬢Mちゃんとの今後を考える。

偶然とはいえ、大金持ちのお嬢様と付き合っていた俺は、彼女との今後の付き合い方を考えてみた。大金持ちの人と結婚したら、経済的に楽だから、俺は将来金持っている女の子と結婚するぜ、なんてことを冗談交じりに言っていた時期があったが、今まさにその瞬…

Mちゃんの正体

Mちゃんとは数回デートしたので、どのデートが何回目なのかとかは全く覚えていない。数回のデートでMちゃんは、少しづつ砕けていってはいるが、それでもどこかぎこちない。だけど、俺は一緒にいて嫌じゃないし、特に気を遣わなくていいことに気がついた。…

Mちゃん登場

俺がMちゃんと知り合ったのは、とあるお見合いである。ほのぼのした感じが可愛くて、申し込みをして会ったという一般的な流れだ。Mちゃんとは都内のホテルのラウンジで会うことになっていた。このホテルの周りには、他にラウンジらしいラウンジがないから…

名古屋ちゃん、上京!後編

俺の予想に反して、美術館は長蛇の列だ。俺は名古屋ちゃんに試されてる。こういう時こそ、冷静に対応をしなくてはいけない。そして、待ち時間を退屈させないのが、俺に課せられた使命だ。現状把握、原因解明、対策というのが仕事のステップとしてあるように…

名古屋ちゃん、上京!前編

「交際中」となった名古屋ちゃんに、俺は早速電話をかけた。 お互い仕事をしているから、電話は20時過ぎだ。彼女はこの時間はもう家にいるだろうか?もしかしたら、他の男とデートかもしれないし、合コンで一気飲みをしているかもしれない。 昨日の僅かな時…

地方遠征、いざ出陣!

お見合いサイトでは、居住地別で検索することができる。関東の人は関東で探すのがナチュラルだ。しかし、俺は知っていた。地方の人で将来は東京に住むことを夢見る女性が数多くいることを。また、特に将来住む場所にこだわりがない人も多数いることを。 みん…

2日連続Rちゃん、クールちゃんデート 後半

初デートで、うっかりロマンチックすぎるレストランを選んでしまった俺は、本当に焦っていた。こういう場合は深呼吸をするといい。頭の中ではラジオ体操がかかっている。外は夜9時だけど、頭の中は朝の6時半だ。 小学校の時、ラジオ体操に毎日参加するという…

2日連続Rちゃん、クールちゃんデート 前半

1ヶ月前に約束したRちゃんとのデートの日がやってきた。俺は定期的にRちゃんとやり取りをしていたので、会うのが2回目という感覚はない。顔を忘れないようにお見合いサイトで、怖がられる程、彼女の写真とプロフィールを確認している。暗記済みだ。写真でも…

久しぶりの異業種交流会

俺はこの日、いつものようにスーツを着てラウンジに向かうことはしなかった。 毎週、同じことをやっていては疲れるし、芸がない。 その代わり、俺はオシャレな服を着てパーティ会場に足を運んでいた。 今日は異業種交流会の日だ。聞こえはいいが、出会いを求…

しょっぱなから態度が悪い女登場

前回、連絡先を交換したもう一人の子、Rちゃんとの食事は、お互いの予定の都合上1か月先になったので、その間も俺はこつこつと婚活をしている。 お見合いというのは、男はスーツが基本なそうな。 確か、あれは初夏だか夏だか、それくらいの頃だった。この日…

お見合いとデートは別の顔

お見合いで会おうと、合コンでもナンパで出会おうと、初デートは楽しみだ。 俺は今までたくさんの女性とデートをしてきたが、毎回違う楽しみや緊張があって病みつきになる。 俺は待ち合わせの時間の少し早めについた。帰国したばかりの人間でも、分かり易い…

連絡先交換、そして初デート

お見合い相手にまた会ってみたい、または断るという希望は、翌日の午前中までに知らせないといけない。優柔不断の俺には、かなり厳しい。いや、逆にこれくらい短期間で決める方がいいような気もする。どちらにしろ、ゆっくり考えてみましょうなんて、悠長な…

お見合い 3連荘 3回戦

2回目に会った女性は、また会いたいのか?と言われると、「はい」と即答できるようには感じなかった。でも、NOでもない。これは彼女の魅力というか、優柔不断の自分の性格に起因するのだろう。 そういえば、昔から友達に、優柔不断だから彼女を決められなく…

お見合い3連荘 第2戦

*更新が遅くて申し訳ありませんでした** 座っている彼女は、背筋がピシッと伸びて、椅子に浅く座っていた。 お見合いだから、そういうところはちゃんとしているんだな、でも彼女からは緊張している感じが読み取れた。そりゃそうだよな、俺だって緊張する…

お見合い3連荘 つかの間の休息

お見合いって1時間喋るだけって思っていたんだけど、実際は本当に疲れるんだな、これは。やった人じゃないと分からないと思う。 仕事中に1時間喋ってる方が楽だ、合コンで1時間喋ってる方が気楽でいいわ。 どうせ喋るだけなんだから、1日で3組入れちゃ…

開き追って喋ったら、ハマった。

待ち合わせをしている、女性を探せずに俺は焦った。なくしたものを見つけるときは、はさみに糸をまきつけると見つかる、ということを、漫画ちびまる子ちゃんで読んだことがあるが、俺は準備不足ではさみも糸も持ち合わせていなかった。いや、そもそも、待ち…

お見合い ありがちな落とし穴

1回目のお見合いは、NG判定であった。 お見合い中に、NGになりそうだと感じていたで、特にそこは気にしてはいない。ここは気を取り直して次に進むのみだ。そもそも、お見合いでは「ちょっと待ってくれ、もう一回考えてくれ」という敗者復活戦もなければ、調…

お見合いデビュー

俺は、成立した彼女のプロフィールを熟読した。仕事や趣味はもちろん、自己PR<から読み取れることも記憶した。写真を拡大して、本当にかわいいのか?や、胸が大きいのかといったエッチな想像をすることは必須だ。怠ってはいけない。 彼女のプロフィールを記…

婚活 鉄の掟 その1

俺は止まることなく来る申し込みを見ながら、やはり自分はモテるんだなと正直、思っていた。しかし、自分の申し込みをした人たちからは何の連絡もない。結局この日は何の返答もなく終わった。確か、7人くらいに申し込みをした気がする。俺は、モテるからみん…

いざ、申し込み!!

登録が完了し、相手を見つけるサイトにアクセスをしてみた。初めてだからドキドキだ。閲覧は異性のみだ。どんな男が自分の敵なのか見たかったが、男ばかりみていても楽しいことなんてない。早速俺は、女子を物色し始めた。どの子もかわいい、きれいだ、たま…

カッコいい写真撮ろうぜ!

そんな軽いノリで誘われて、何も考えずに「おぅ、やろーやろー」と言ってしまった、俺。ここから、私と彼女との婚活が始まったのである。彼女とは年齢も同じ、地元も同じ、小学校は隣だったということが分かり、一気に意気投合した。懐かしい友達みたいな感…

ねぇ、あなた婚活しなーい?

俺はその日、知人に誘われた異業種交流会に来ていた。名前だけ聞くと、映画の一シーンを思わせるようなパーティのように聞こえるが、ただの街コンとカップリングパーティを掛け合わせたようなものだ。当然、知り合いの男女はいない。特段かっこいいやつもい…